旅ときどき沈没 (講談社文庫)



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旅ときどき沈没 (講談社文庫)
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旅の楽しさといかがわしさ

旅とは、楽しさと同時にいかがわしさも持っている。
それがないと、旅の魅力なんて半減だ。
しかしそこに居直ると、たんなる恥は掻き捨て式の見苦しいものとなる。
著者はそのへん、絶妙なバランスで、旅の魅力を伝えてくれる。
こうした旅を語るスタイルを若い世代に広めたことを買う。


まさかこんなに売れっ子になるとはね。
旅の挿話

 1994年に本の雑誌社から出た単行本の文庫化。3編のエッセイが新たに加えられている。
 蔵前氏の行ってきた様々な旅から、印象深い場面や変わった出来事を簡単に紹介したもの。いずれも3ページにまとめられており、しかも、そのうち1ページはイラスト。さくさくと読んでいけるお手軽な本となっている。
 とはいえ、面白おかしいだけではないのは蔵前氏のうまいところで、心に残る挿話が多い。メリハリが利いているけれども大げさでないのが良い。
 100点ほど収められているイラストもなかなか。



講談社
人生を変える旅 (幻冬舎文庫)